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国際文理学部 国際教養学科
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塚野 慧星
講師

塚野 慧星

ツカノ ケイセイ

略歴

2015年3月 九州大学 教育学部 卒業
2017年3月 九州大学大学院 人間環境学府 教育システム専攻 修士課程 修了
2017年3月 修士(教育学)学位取得
2022年6月 九州大学大学院 人間環境学府 教育システム専攻 博士後期課程 単位取得退学
2022年7月 九州大学大学院 人間環境学研究院 教育学部門 助教
2024年4月 福岡女子大学 国際文理学部 国際教養学科 講師

(非常勤講師)
2017年-2022年 近畿大学九州短期大学
2018年-2024年 九州情報大学
2018年-2021年 長崎大学
2021年-2022年 近畿大学付属福岡高等学校?看護専攻科
2022年-2024年 九州共立大学
2023年-  現在  福岡県立大学

取得学位

修士(教育学)

研究テーマ

「人間」の多様性から学校教育の理論や実践を捉え直す研究

研究概要

私たちが慣れ親しんでいる現在の教育は、「教育はどうあるべきか」を問うてきた人々の影響によって形づくられています。そのため、現在の教育のあり方を考えるためには、今日へと至るそうした思想の蓄積を振り返り、「過去」の延長線上にある時代としての「現在」に立つことが重要です。私は、このような立場から、教育学の理論構築に大きく貢献した哲学者であるイマヌエル?カントの思想研究を通して、教育における人間形成のあり方について検討を行っています。その際、人間が教育を通してそうなることが期待される「人間」について、従来のような本質主義とは異なる視点から、マイノリティも含んだ多様な生を包み込むような理念として捉え直すことを試みています。そのことを通して、誰もがそれぞれの良さを発揮しながら成長していくことのできる、寛容な社会の実現に貢献できればと願っております。

主要研究業績等

  • 山岸賢一郎、塚野慧星、齋藤圭祐(2023) 「「答えが一つではない道徳的な課題」に向き合う道徳教育とは何でありうるか―道徳授業の「ねらい」の設定の仕方に注目して」 『教育基礎学研究』第20号、35-55頁
  • 塚野慧星(2023) 「集団活動を「冷ます」ことの意義について―カントの多元主義を手がかりに特別活動の理論を検討する試み」 『日本特別活動学会紀要』第31号、39-47頁
  • 塚野慧星(2022) 「道徳教育の教材を「秩序ある未確定の場」として捉える視点―カントの『実用的見地における人間学』から得られる示唆をもとに」 『教育学研究』第89巻第2号、195-206頁
  • 草野舞、塚野慧星、鈴木篤(2022) 「道徳授業における「道徳的価値」の機能と教師による価値解釈に関する理論的再検討」 『九州大学教職課程研究紀要』第6号、2-22頁
  • 塚野慧星(2021) 「人間学者としてのカント―近代教育批判を問い直す」 『飛梅論集』第21号、17-30頁

学会発表

  • 塚野慧星(2023) 「カントの実用的人間学と「人間とは何か」という問い」 九州教育学会第75回大会(沖縄大学)
  • 山岸賢一郎、塚野慧星、齋藤圭祐、宮川幸奈(2022) 「「答えが一つではない道徳的な課題」に向き合う道徳教育とは何でありうるか」 九州教育学会第74回大会(長崎国際大学)
  • 鈴木篤、山岸賢一郎、塚野慧星、田中智輝、山中(植田)翔、宮川幸奈(2019) 「教育哲学研究は道徳授業にどう貢献できるか」 教育哲学会第62回大会(広島大学)
  • 塚野慧星(2018) 「カントの『教育学』における「吐き気 Ekel」概念の位置づけ」 教育哲学会第61回大会(山梨学院短期大学)

関連専門分野

教育学、教育哲学

所属学会

日本教育学会、教育哲学会、九州教育学会、日本道徳教育方法学会、日本特別活動学会

外部資金の獲得状況

科学研究費:基盤研究(C)分担(2022-2024)「答えが一つではない道徳的な課題に向き合う道徳科授業の開発と検証」
科学研究費:基盤研究(C)代表(2024-2027)「イマヌエル?カントの人間学の体系的研究」
  • 受賞歴

  • 担当講義科目

    学部

    担当科目 開講期 開講年度 内容
    事前?事後指導 通年 2024年度
    中学校教育実習 通年 2024年度
    高等学校教育実習 通年 2024年度
    教育原理 1Q 2024年度
    特別活動の指導法 2Q 2024年度
    道徳理論と指導法 3Q 2024年度
    教職概論 4Q 2024年度
    教職実践演習 4Q 2024年度

    活用可能な分野(社会への貢献等)

    学校教育、教員養成、教育政策

    研究者としてのニーズ

    教育分野における