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研究者詳細情報
国際文理学部 国際教養学科
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教授

佐藤 秀樹

サトウ ヒデキ

略歴

1994年 九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学
    九州産業大学経済学部 専任講師(~1997年)
1997年 九州産業大学経済学部 助教授(~2006年)
1998年 九州国際大学経済学部 非常勤講師(~2003年;2010年~2012年)
2000年 佐賀大学経済学部 非常勤講師(~2001年)
2005年 福岡工業大学社会環境学部 非常勤講師(~2007年)
    熊本大学法学部 非常勤講師(~2006年)
2006年 九州産業大学経済学部 教授(~2017年)
    新宮町上下水道料金等審議会長(~2008年)
2010年 博士(経済学)
2012年 九州共立大学経済学部 非常勤講師(~2014年)
2017年 福岡女子大学国際文理学部 教授(現在に至る)
2019年 九州産業大学地域共創学部 非常勤講師(~2020年)

取得学位

博士(経済学)

研究テーマ

?政府の価値判断と貧困層への課税に関する理論的研究
?途上国の政策課題に対する経済理論的アプローチ
?ノンポイントソース汚染に対する環境政策

研究概要

 政策の遂行に必要な財源を確保するために、政府がどのように所得税を課すべきか、という問いは、1970年代以降、経済学の研究対象となっている。この研究に関して、特に、政府の価値判断に着目し、それが課税構造にどのような影響を及ぼすか、を研究してきた。そして、政府の価値判断と実現する課税構造とが一致する、いわば政府の自己実現は唐突に生起するという、不連続な課税構造という概念を提唱した。また、その不連続な課税構造は、法の条件にどのように左右されるか、ということについて、更に、研究を進めた。
 経済をグローバルに見渡すと、極度の貧困?飢餓、環境汚染、腐敗?汚職等、シリアスな政策課題が山積している。このような課題の一つ一つ(例えば、途上国において、腐敗?汚職を防止することや労働環境を改善すること等)に着目し、丹念に研究してきた。近年、大気汚染による健康被害を削減するための政策効果について研究を行った。

主要研究業績等

  • Sato,H.(2023) Nash bargaining and outsourcing in a duopoly market Theoretical Economics Letters,13(3):385-390.
  • Sato,H.(2022) Is it reasonable to legalize tea money? Economic Theory Bulletin,10(2):267-272
  • Sato,H.(2022) Bureaucratic structure hypothesis in Farazmand,A. (ed.), Global Encyclopedia of Public Administration,Public Policy,and Governance,2nd ed.:1322-1325
  • Sato,H.(2021) Process innovation and inter-hospital competition International Journal of Healthcare Management,14(4):1148-1151.
  • Sato,H.(2019) Effectiveness of ambient charges and product differentiation under a Bertrand duopoly(Reprinted as Effectiveness of ambient charges under a Bertrand duopoly in 2024) Journal of Pollution,3(1):1-4
  • Sato,H.(2019) Can Cournot competition reduce corruption? 国際社会研究, 第8号, pp.79-85.
  • Sato,H.(2019) Teaching economics outside the box: using the circular-flow diagram to indicate efficient resource allocation in intermediate microeconomics International Journal of Pluralism and Economics Education,10(3):273-277.
  • Sato,H.(2019) Cross-border pollution abatement and its synergy Applied Economics Letters, 26(18) :1494-1496
  • Sato,H.(2018) Tax dispute resolution and taxpayer screening Asian Journal of Law and Economics,10(1):1-4
  • Sato,H.(2018) Attracting multinational firms and transfer pricing International Journal of Development and Conflict,8(1):27-30.
  • Sato,H.(2017) Optimal income tax structure with favoritism In Naitoh,T. et al. (eds.),Applied Approaches to Societal Institutions and Economics,Springer: 145-150.
  • Sato,H.(2017) Pollution from Cournot duopoly industry and the effect of ambient charges Journal of Environmental Economics and Policy, 6(3):305-308.
  • Sato, H. (2015) Preventing factory fires through contracts: Case study of garment factories in Bangladesh International Journal of Business and Social Research, 5(4) : 9-13.
  • Sato, H.(2015) Favouritism towards the poor and a discontinuous tax structure Applied Economics, 48(3) : 222-226.
  • Sato,H.(2014) Courot competition and reduction of corruption to prevent garment factory fires in Bangladesh Advances in Management and Applied Economics,4(4): 17-20.
  • Sato, H.(2013) Protecting against disaster with contracts International Journal of Humanities and Social Science, 2(17) : 251-253.
  • Sato, H.(2011) Raising wages as a strategy to reduce corruption Journal of Management and Strategy, 2(4) : 56-63.

学会発表

  • 佐藤秀樹(2017) ノンポイントソース汚染に対する環境政策 日本経済政策学会西日本部会第99回大会(大分大学)
  • 佐藤秀樹(2015) クールノー競争と産業全体の腐敗 2015年度日本応用経済学会春季大会(九州産業大学)
  • 佐藤秀樹(2013) アシュリアにおける工場火災と契約による予防について 日本経済政策学会西日本部会第92回大会(琉球大学)

所属学会

日本応用経済学会、日本経済学会、九州経済学会、日本経済政策学会、International Association of Regional Studies?日本地域学会、日本法と経済学会、日本計画行政学会

外部資金の獲得状況

2018年~2020年 科研費基盤研究C「ノンポイントソース汚染に関する環境政策への経済理論的アプローチ」(研究代表者)

担当講義科目

学部

担当科目 開講期 開講年度 内容
卒業研究演習 通年 2024年度
卒業論文 通年 2024年度
ミクロ経済学Ⅰ 1Q 2024年度
国際教養演習Ⅰ 1Q 2024年度
国際教養演習Ⅱ 2Q 2024年度
ミクロ経済学Ⅱ 3Q 2024年度
日本経済 3Q 2024年度
経済政策 3Q 2024年度
国際教養演習Ⅲ 3Q 2024年度
国際教養演習Ⅳ 4Q 2024年度

大学院

担当科目 開講期 開講年度 内容
ミクロ経済学特別研究Ⅰ 前期 2024年度
社会科学特殊研究ⅢA 前期 2024年度
ミクロ経済学特別研究Ⅱ 後期 2024年度
社会科学総合演習B 後期 2024年度
国際演習Ⅰ 通年 2024年度
国際演習Ⅱ 通年 2024年度
修士特別研究 通年 2024年度

活用可能な分野(社会への貢献等)

経済理論的な見地から、政策課題への助言等
主として途上国の経済問題に関する実践的な教育

研究者としてのニーズ

途上国?新興国の人々の暮らしに関連した(フィールド調査やビジネス等の)情