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研究者詳細情報
向井 剛

向井 剛

ムカイ ツヨシ

略歴

1977年3月 大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了
1985年8月 ケンブリッジ大学ダーウィン?コレッジ訪問研究員(1986年8月まで)
1987年8月 長崎大学教育学部 助教授
1998年4月 鳴門教育大学学校教育学部?大学院 教授
2000年3月 大英188体育平台?ケンブリッジ大学188体育平台訪問研究員
(2001年2月まで、文部科学省在外研究員制度)
2003年4月 福岡女子大学文学部?大学院文学研究科 教授
2011年4月 福岡女子大学副学長、文学部長、文学研究科長
2013年4月 福岡女子大学国際文理学部長(2015年3月まで)
2013年4月 日本中世英語英文学会会長(2015年3月まで)
2020年4月 福岡女子大学学長特別補佐
2021年4月 公立大学法人福岡女子大学 理事長兼学長

研究テーマ

サイオン修道院と書物出版
アーサー王物語とイギリス社会

研究概要

次のテーマについて研究を行ってきた。?アーサー王伝説を集大成したマロリーの作品について、写本から刊本に至る本文成立過程を究明し、中世から近代に至る作品の受容ぶりを解明。? 英国書物文化史における作者と印刷家との協働出版活動の実態。 ?英語の歴史的、社会言語学的研究。
現在は、宗教改革前夜におけるサイオン修道院の宗教書執筆と出版活動について研究を進めている。

主要研究業績等

  • 向井 剛(2019) 宗教改革前夜のサイオン 修道院 『キリスト教文学研究』、36, 1-12
  • MUKAI Tsuyoshi(2017) ‘William Bonde’s Dyrectory of conscyence and Pylgrimage of perfection: A ‘co-ordinated programme of publication’ at Syon Abbey’ Poetica (Maruzen-Yushodo), No. 88 (2017), 17-27
  • MUKAI Tsuyoshi(2015) ‘Was W. Thynne (1532) a Good Reader of Henryson’s Testament?’ Studies in Medieval English Language and Literature, No. 30 (2015), 1-14
  • MUKAI Tsuyoshi(2004) ‘An Appropriation of the Book of St Albans by the Gentleman’s Academie: Some Bibliographical Considerations' The Medieval Book and a Modern Collector: Essays in Honour of Toshiyuki Takamiya (Cambridge, 2004), 405-18
  • MUKAI Tsuyoshi(2000) ‘De Worde's Morte Darthur and Caxton's Copy-Text’ The Review of English Studies (Oxford), Vol. 51, No. 201 (2000), 24-40
  • MUKAI Tsuyoshi(1992) ‘Stansby’s 1634 Edition of Malory’s Morte: Preface, Text, and Reception’ Poetica (Maruzen-Yushodo), No. 36 (1992), 38-54.

学会発表

  • 向井 剛(2019) Malory in Japan -日本では近年どのようなMalory研究がなされてきたか- アーサー王学会第33回年次大会 龍谷大学(シンポジウム)
  • MUKAI Tsuyoshi(2017) The Use of Medieval Texts: Book Production, Circulation and Reading Practices in England and Europe c. 1400-1560 日本英文学会第88回全国大会 静岡大学(シンポジウム)
  • 向井 剛(2013) 初期印刷本を眺める―W.シン版(1532年)とトロイルスの物語 日本中世英語英文学会第29回全国大会  会長講演 愛知学院大学
  • 向井 剛(2013) The Pylgrimage of Perfection (1526, 1531)に作者と印刷家の協同を探る 日本英文学会第85回大会 招待講演 東北大学
  • MUKAI Tsuyoshi(2009) ‘Gothic’ と現代―Derek Brewer教授の業績を称えて 日本中世英語英文学会第25回全国大会 慶応義塾大学(シンポジウム)
  • 向井 剛(2008) マロリー研究―日本からの更なる発信 日本中世英語英文学会第24回全国大会 大阪府立大(シンポジウム)
  • 向井 剛(2007) コップランド版(1557年)『アーサーの死』をめぐるタイトル?ページの謎 日本英文学会 第79回全国大会 慶應義塾大学
  • 向井 剛(2005) チョーサーとその周辺-写本アンソロジーからSammelb?nde 日本中世英語英文学会第21回全国大会 筑波大学(シンポジウム)

関連専門分野

中世英語英文学、アーサー王文学、書物文化史

外部資金の獲得状況

研究代表者として次の7件(基盤研究(C))あり。
1. W.コップランド版「アーサーの死」の研究 
2.スタンズビー版『アーサーの死』のテクスト研究 
3.古活字本印刷家と著作権揺籃期の本文意識 
4.初期印刷本期にみる作者と印刷家との協働出版活動 
5.未校訂作品Brittains Glory(1684年)のテクスト編纂と解釈 
6.英国初期印刷本期における『狐物語』の本文生成 
7.サイオン修道院の書物生産と対抗宗教改革

活用可能な分野(社会への貢献等)

?「市民や学生を対象としたイギリス中世の社会、文化への誘い」
?「アーサー王の歴史と虚構」
?「英国中世の騎士道社会と女性」
?「絵と作品で読み解く『アーサー王物語』」
?「英国ビクトリア時代と中世への憧れ」

高校等への出前講義テーマ

中?高校生を対象として、例えば次のようなトピックを扱う。
「英語の構造と文化の関連性」「教科書教材を原典作品と読み比べる」「英語のリズムとイントネーション指導」
「アーサー王物語からイギリスの歴史と文化を眺める」

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