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2017.12.12
モジュール3 Day4「ビジネスモデルの枠作り」の対面授業が終わりました。
【イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム】
モジュール3Day4「ビジネスモデルの枠作り」の対面授業が12月9日(土)に行われました。
なんと、この日で対面授業は最後となり、次回はいよいよ成果発表会です。
まずはいつものように、この1か月間の振り返りと今の感情をチェックするところからスタートします。
この1か月間にどんな進捗があったのか、そのときの感情はどうだったか?を担当教員を交えて、チーム内で交換し合います。
最初に聞間先生から、前回の授業の復習と今日の取り組みについての説明がありました。
前回は、デザイン思考のポイントでもある顧客視点を、いかに事業視点に引き上げていくのか?をシステムシンキングを用いて学んでいきました。
よい事業とは、誰もが理解できることが大切で、一人だけのアイデアから、みんなが協力してくれる状態にもっていくことが望まれます。
デザイン思考は、旅人モード、ジャーナリストモード、編集者モード、エンジニアモードの4つのモードをくるくると回していくことでもありますが、最初は自分の力で回していったとしても、自分だけの力では継続して回っていくことは困難です。いろいろな人が関わって、自分の手を離れても回っていくことで継続していきます。継続させるためにも、理解を得ること、そして、理解を得るためには、自分たちが考えている事業を論理的に説明できることが重要です。それをビジネスモデルの力で実現させていきます。
午前中は、編集者モードでアイデアを作って行くことにトライしました。
インタビューを積み重ねていくことで得られたたくさんの発見、気づきを、モジュール2で学んだアイデア創出のための思考法(新結合思考、未来逆算思考、逆張り思考)を用いて、アイデアを作ります。
アイデアを作って行く段階では、拡散と収束を繰り返します。拡散のフェーズでは、否定はせずにとにかく出す!収束のフェーズでは、少し冷静になって絞り込んでいくことが重要です。
その後、各チームごとに発表。
授業が始まった段階では「まだ何も考えられていない!」と不安いっぱいのチームも、短い時間とは言え、拡散と収束を繰り返すことで、なんらかのアイデアを作っていくことができました。
午後からはいよいよビジネスモデルを考えていきます。
ビジネスモデルキャンバスという手法を使って、考えたアイデアを実現するために、何が足りないのか、どこを強化すればいいのか?をつまびらかにしていきます。
ビジネスモデルキャンバスは下記の9つの項目から成っています。要素を洗い出し、要素間の関係を繋ぐことでビジネスモデルを作って行く手法です。
VP 価値提案
CS 顧客セグメント
CH チャネル
CR 顧客との関係
RS 収益の流れ
KA 主要活動
KR リソース
KP キーパートナー
CS コスト構造
まずはどんな価値を誰に提供するのか?価値提案と顧客セグメントを考えていきます。チームごとに要素を洗い出しながら、キャンバスを埋めていきます。
顧客への提供価値、顧客セグメントを洗い出した後は、サービスをどう顧客に届けるかといったチャネルを考えていきます。チャネルとは「顧客の体験」を意味します。提供価値を認知してもらい、顧客に届ける重要な要素です。
顧客との関係は、一度サービスを利用?体験した顧客とどう付き合っていくか、ファンになってもらうためにはどうするか?を意味します。モジュール2で学んだユーザージャーニーマップを活用しながら考えていくのも一つの方法です。
次に収益の流れを考えます。ここでは収支計画を立てるというよりも、顧客は何に対してお金を払うのか?をシビアに見ていくことが必要です。
次に、ビジネスモデルキャンバスの「左半分」、実際に事業を展開するために必要な項目を洗い出していきます。
主要な活動は何か、活動に必要なリソース(資源)は何か? 活動していくにあたって自分だけではできないことを助けてくれるパートナーは誰か?自分たちがやろうと思っていることはコスト主導なのか、価値主導なのか?を洗い出していきます。
収益の流れやコスト構造を考えていくことは現実を突き付けられ、シビアな面もありますが、事業を継続していくためには必要な項目です。
ビジネスモデルキャンバスの各項目が埋まった後は、各ブロックに入る要素を絞り込んだり、足りない部分を追加したりしながら、要素間を結んでいきます。各項目間のつながりは、すなわち、自分たちのアイデアを理解してもらうための重要なストーリーとなります。
これで1年間のすべての対面授業が終了です。このあと、2月3日の最終成果発表会までの間は各チームに分かれて、引き続き、アイデアの練り直し、ユーザーリサーチの実施、サービス試行や試作品作りなどアイデアのプロトタイピングを行います。
今日のアイデアがどのような形で進化していくのか、2月の発表会が楽しみです!
★※授業を「可視化」に!!
講師岸先生より、今日の授業の内容をいつもの「可視化」に、まとめて頂きました。
<お問い合わせ>
福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
092-692-3198
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